【プロが語る】なぜ計画倒れになる?受験勉強を成功させるための具体的な計画術

1. 計画倒れは「意志の弱さ」ではない。原因は”計画の立て方”にあります
「計画を立てたのに、また挫折してしまった…」 そのたびに「自分は意志が弱いからダメなんだ」と落ち込んでいませんか?
しかし、ご安心ください。これまで数えきれないほどの受験生を見てきましたが、計画がうまくいかない原因のほとんどは、本人の意志の弱さではありません。
原因は「計画の立て方」そのものにあるのです。
プロの目から見て、多くの受験生が陥る計画のワナは以下の3つです。
- 理想主義すぎる完璧な計画: 1日10時間勉強!といった、現実離れした目標を立ててしまう。
- 「やることリスト」で終わる計画: 英語・数学・国語…と科目を並べただけで、具体的な行動が不明確。
- 「見直し」がない計画: 計画は立てっぱなしで、進捗や状況に合わせて修正しない。
これらはすべて、頑張ろうとする気持ちが強いあまりに、受験生が陥りやすい”落とし穴”です。
2. 受験を成功に導く「逆算・分解・修正」計画術
では、どうすれば計画を最後までやり遂げ、結果につなげられるのでしょうか。プロの視点から、3つのステップで構成される具体的な計画術をお伝えします。
ステップ1:ゴールから逆算する(未来から考える)
まずは「〇月までに〇〇大学の過去問で合格点を取る」といった最終目標を明確にしましょう。そして、その目標を達成するために「1ヶ月後にはここまで」「1週間後にはここまで」と、大きな目標から小さな目標へと逆算していきます。
この「逆算」のプロセスが、無駄のない効率的な学習を生み出す第一歩です。
ステップ2:タスクを「分解」する(具体的に考える)
逆算して設定した目標を、さらに具体的な行動レベルにまで分解します。
例)
- NGな計画: 「夏休み中に数学の問題集を終わらせる」
- OKな計画: 「今日、数学の問題集の第3章(20ページ分)を解く。特に苦手な図形問題は、解説を読んで理解する時間も確保する」
このように「いつ」「何を」「どれだけ」やるのかを明確にすることで、迷うことなく勉強に取り組むことができます。
ステップ3:週に一度は「見直しと修正」をする(柔軟に考える)
計画は立てて終わりではありません。週に一度、必ず進捗状況を確認しましょう。 「予定通りに進んでいるか?」「難しすぎないか?」「体調はどうか?」など、状況に合わせて計画を柔軟に修正することが非常に重要です。
これは、日々の努力を無駄にしないための、プロならではの重要なアドバイスです。
3. 個別面談で一人ひとりに寄り添った計画を
寺小屋義塾では、こうした計画術を一人ひとりに合わせてカスタマイズする「個別面談」を大切にしています。
プロの指導教官が、あなたの学力や志望校、日々の生活スタイルを考慮し、最も効果的な学習計画を共に作成します。
「計画は立てたけど、このままで本当に大丈夫かな?」 そんな不安を抱えているなら、ぜひ一度ご相談ください。あなたの頑張りを無駄にしない、あなただけの合格計画を一緒に見つけましょう。