【受験のプロが教える】英語の長文読解、いつまで経っても得意にならない君へ。3つの攻略法

1. 「なんとなく」で読んでいると、いつまで経っても伸びない

多くの受験生が英語の長文読解でつまずく原因は、「単語と文法さえ分かれば読める」という思い込みです。

もちろん、単語力と文法力は必要不可欠な基礎力です。しかし、それだけでは足りません。

長文読解とは、単に個々の単語や文法を理解することではなく、文章全体が持つ「論理構造」や「筆者の意図」を読み解く力です。

長文をなんとなく読んで、なんとなく答えを選んでいる状態から脱出しなければ、いつまで経っても点数は安定しません。

2. 長文読解力を劇的に伸ばす3つの攻略法

プロの指導教官として、長文読解力を飛躍的に向上させるための具体的な攻略法を3つご紹介します。

攻略法①:精読で「論理の繋がり」を理解する

「精読」とは、一文一文を丁寧に、正確に読み解くことです。これが、文章全体の論理構造を理解する第一歩となります。

  • 実践:
    • 過去問や問題集の長文を、時間をかけずにまずは一通り読みます。
    • その後、辞書や文法書を使いながら、意味が取れなかった箇所を徹底的に分析します。
    • なぜその文が、前の文や後の文と繋がっているのか、その論理的な関係性を意識して読み解きましょう。

攻略法②:音読で「処理速度」を上げる

精読で論理を理解したら、次は「速読」の練習です。音読は、「目で見て、声に出し、耳で聞く」という動作を同時に行うため、脳の処理速度を上げるのに非常に効果的です。

  • 実践:
    • 精読を終えた長文を、声に出して何度も読みましょう。
    • 意味のまとまりごとにスラッシュ(/)を入れて、リズムよく読む練習も効果的です。
    • 最初はゆっくりでも構いません。徐々にスピードを上げ、意味を理解しながら読むことを目指してください。

攻略法③:「段落の役割」を意識して読む

長文は、ただの単語の羅列ではなく、複数の段落で構成されています。それぞれの段落には役割があります。

  • 実践:
    • 長文を読む際、「この段落は何について述べているのか?」を常に意識しましょう。
    • 筆者の主張(結論)がどこにあるのか、その主張を補強するための具体例はどこにあるのか、探し出す習慣をつけましょう。
    • 各段落の冒頭や末尾に注目すると、文章全体の流れを掴みやすくなります。

3. まとめ:正しい努力で「壁」を乗り越えよう

長文読解は、一朝一夕で身につくものではありません。しかし、正しい方法で努力を続ければ、必ずその壁を乗り越えることができます。

寺小屋義塾では、単なる解答の解説にとどまらず、一人ひとりの弱点に合わせた長文読解の学習法を個別指導で丁寧にアドバイスします。

「何をすればいいか分からない」という状態から脱出し、合格へと繋がる読解力を一緒に身につけましょう。

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