「国公立志望」でも私大対策は必須?滑り止め校選びのポイント

1. なぜ「滑り止め」が必要なのか

「国公立一本で頑張りたい!」そう考える受験生は多いでしょう。しかし、結論から言うと、私立大学の併願対策は必須です。

なぜなら、国公立大学は、どんなに努力をしても、当日の体調や問題との相性など、不確定要素が合否を左右することがあるからです。私立大学を「滑り止め」として確保しておくことは、精神的な安定剤となり、本命の国公立大学の受験に集中できる大きなメリットがあります。

2. 滑り止め校選び、3つのポイント

ただ闇雲に私立大学を受験するだけでは意味がありません。プロの視点から、後悔しない滑り止め校選びのポイントを3つご紹介します。

ポイント①:受験方式を「多様化」させる

私立大学の受験方式は多様です。これらをうまく活用することで、本命の勉強を邪魔することなく、合格の可能性を広げることができます。

  • 共通テスト利用入試:
    • メリット:共通テストの点数で合否が決まるため、国公立対策の延長で受験できます。
    • 活用のコツ:共通テストの自己採点結果を見て、出願校を最終決定するのも一つの手です。
  • 学部学科の選択肢を増やす:
    • 興味のある学部だけでなく、少し視野を広げて、合格可能性の高い学部も受験することを検討しましょう。

ポイント②:合格可能性と「学費」を考える

滑り止め校を選ぶ際には、合格可能性だけでなく、実際に進学した場合の学費や立地も考慮することが重要です。

  • 合格可能性:
    • 自分の実力から見て、無理なく合格できそうなレベルの大学を選びましょう。
    • 過去問を実際に解いてみて、相性が良いかを確認することも大切です。
  • 学費・立地:
    • 予備校の教官として保護者の方にもお伝えしたいのは、万が一進学することになった場合の経済的な負担です。奨学金の制度なども含め、事前に調べておきましょう。

ポイント③:後悔しない「納得感」のある選択を

最も大切なのは、「ここに合格できたら、進学してもいいかな」と心から思える大学を選ぶことです。

  • 実践:
    • オープンキャンパスに参加する。
    • ホームページやパンフレットで、カリキュラムや大学の雰囲気を知る。

合格したけれど「行きたくない」大学では、本命へのモチベーションも下がってしまいます。

3. まとめ:戦略的な併願で、受験を乗り切ろう

国公立大学を第一志望とする受験生にとって、私立大学の併願は、本命合格への確率を上げるための重要な戦略です。

寺小屋義塾では、一人ひとりの志望校や学力に合わせて、最適な併願戦略を一緒に考えます。

ぜひ、私たちと一緒に、後悔しない受験計画を立てて、志望校合格を勝ち取りましょう。

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