季節の変わり目に要注意!プロが教える「心と体の健康」を守るサポート術【保護者向け】

夏休みが終わり、新学期が始まって約1ヶ月。この時期は、暑さから一転、朝晩の冷え込みが厳しくなり、体調を崩しやすい季節です。また、夏休みの頑張りの結果が模試などで見え始め、精神的にも不安定になりやすい時期でもあります。
今回は、この季節の変わり目に、保護者の方がお子さんの「心と体の健康」を守るためにできることをお伝えします。
1. 「なぜかやる気が出ない…」の裏にある体調不良
お子さんの**「最近、やる気が出ない」という言葉の裏には、実は「体の不調」**が隠れている可能性があります。季節の変わり目は、自律神経のバランスが乱れやすく、倦怠感や集中力の低下につながります。
チェックポイント
- 睡眠:
- 朝、なかなか起きられない、眠りが浅いなどのサインはありませんか?
- 質の良い睡眠は、学習効率を上げるだけでなく、心身の回復にも不可欠です。
- 食事:
- 食欲不振や偏食になっていませんか?
- 脳のエネルギー源となるブドウ糖や、集中力を高めるビタミンB群などが不足していないか、バランスの取れた食事を心がけましょう。
2. 見過ごしがちな「心のSOS」
お子さんは、成績の伸び悩みや志望校への不安を、なかなか口に出さないものです。日頃の様子から「心のSOS」に気づくことが重要です。
変化に気づくヒント
- 勉強時間:
- 以前と比べて勉強時間が極端に減ったり、逆に長時間やりすぎていないか?
- 過度な勉強は、燃え尽き症候群の原因になることもあります。
- 友人関係:
- 友達と遊んだり、話したりする時間が減っていないか?
- 息抜きや気分転換は、心の健康を保つ上で非常に大切です。
- 口癖:
- **「どうせ無理」「もういいや」**といった、ネガティブな発言が増えていないか?
- これらの言葉は、お子さんが一人で不安を抱え込んでいるサインかもしれません。
3. 今すぐできる「3つのサポート術」
お子さんの心と体を守るために、保護者の方がすぐに実践できるサポート術を3つご紹介します。
サポート術①: 「対話」の時間を意識的に設ける
「勉強どう?」という質問ではなく、**「最近、何か面白いことはあった?」「好きなこと、楽しかったことは?」**といった、勉強とは関係のない話をしてみましょう。お子さんが安心して話せる環境を作ることが大切です。
サポート術②: 「頑張っているね」と具体的に褒める
**「朝早く起きて頑張っているね」「毎日、机に向かっているね」**など、結果ではなくプロセスを褒めましょう。 **「あなたなら大丈夫」**というメッセージは、お子さんの自信と安心感に繋がります。
サポート術③: 「リラックスできる空間」を作る
お子さんがいつでも気分転換できるよう、好きな音楽をかけたり、温かい飲み物を用意したり、リラックスできる空間を家庭内に作りましょう。一緒に映画を見るなど、家族で過ごす時間も重要です。
まとめ:受験は「心と体の健康」が資本
受験勉強は長期戦です。この時期の不調を放置すると、本格的な受験シーズンに響いてしまいます。
**「心と体の健康」**があってこそ、受験勉強は実を結びます。
寺小屋義塾では、受験生一人ひとりの学習面はもちろん、生活面やメンタル面についてもサポートしています。
何か不安なことがあれば、いつでもご相談ください。