過去問の「自己採点」を甘く見るな！プロが教える点数以上の価値を見つける方法

1. なぜ「自己採点」が大切なのか？

過去問を解いたら、答え合わせをして点数を出して終わり、という受験生は少なくありません。しかし、それでは非常にもったいない！

自己採点は、「現在の自分の実力を客観的に把握する」ための、そして「今後の学習計画を立てる」ための、非常に重要なプロセスです。

単なる「点数」だけでなく、その奥に隠された「課題」を見つけることが、自己採点の最大の目的です。

2. 点数以上の価値を見つける「3つの視点」

では、具体的にどのように自己採点をすれば良いのでしょうか。プロの指導教官が、過去問から点数以上の価値を見つけるための3つの視点をご紹介します。

視点①：正解した問題でも「なぜ正解したか」を問う

「合ってたからOK！」と次の問題に移ってしまっていませんか？

• 実践:
  • 例: 「この問題、たまたま勘で当たっただけじゃないか？」
  • 例: 「論理的に正しい根拠を持って正解を導き出せたか？」

「なぜ正解したか」を言語化する練習をすることで、曖昧だった知識が確固たるものになります。

視点②：「不正解だった理由」を徹底的に分析する

ここが最も重要なポイントです。不正解だった問題には、必ず何かしらの原因があります。

• 実践:
  • 「知識不足」:
    • その場で辞書や参考書を引き、知識を補強する。
    • 関連知識も一緒に確認する。
  • 「ケアレスミス」:
    • なぜそのミスが起きたか原因を考える。
    • 「計算ミス」「問題文の読み間違い」など、ミスの傾向を把握し、ノートに書き留めておく。
  • 「解法ミス」:
    • どのように解き方を間違えたか、正しい解法は何だったかをノートにまとめる。
    • 同じタイプの問題を探して、もう一度解き直す。

視点③：「時間配分」と「集中力」の波を分析する

過去問を解く際は、本番さながらに時間を計り、「何分でどこまで解けたか」を記録しましょう。

• 実践:
  • 時間配分:
    • 「この大問に時間をかけすぎてしまった」
    • 「この問題はもっと早く解けるはずだった」
  • 集中力:
    • 「問題を解いている途中で集中力が途切れた箇所はないか？」

時間配分や集中力の波を把握することで、本番での戦略を立てることができます。

3. まとめ：過去問は最高の「教材」

過去問は、ただの「試験問題」ではありません。あなたの弱点と強み、そして成長の可能性を教えてくれる最高の「教材」です。

寺小屋義塾では、過去問の解きっぱなしを防ぐための徹底した復習指導を行っています。

過去問を最大限に活用して、志望校合格を確実に手に入れましょう。