「古文・漢文」はコスパ最強の得点源!今からでも間に合う基礎固め術

「古文や漢文は感覚で解くものだ」「才能がないと無理」そう考えて、苦手意識を持っている受験生は少なくありません。

しかし、これは大きな誤解です。古文や漢文は、現代文や英語に比べて**「ルール」が明確で、覚えるべき範囲も限られています。**だからこそ、一度基礎を固めてしまえば、安定して高得点を狙うことができる、まさに「コスパ最強」の科目なのです。

ここでは、今からでも間に合う、古文・漢文の基礎固め術をプロの視点からご紹介します。

古文:3つの「武器」を揃えよ

古文で点数を取るために必要なのは、以下の3つの武器です。

① 文法:特に「助動詞」と「助詞」

文法は古文の土台です。中でも、助動詞と助詞は意味を読み解く上で最も重要な要素です。

  • 学習法:
    • 助動詞の活用と意味を徹底的に暗記
    • 文法書や参考書で、それぞれの助動詞が持つ意味や接続を完璧に理解する。
    • **「〜る(完了)」「〜ぬ(打消)」**など、特に紛らわしい助動詞は何度も見直す。

② 単語:「多義語」をマスターする

現代語とは意味が異なる「古文単語」を覚えることは必須です。特に、複数の意味を持つ**「多義語」**は、古文読解の鍵を握ります。

  • 学習法:
    • 単語帳は一冊に絞り、完璧に覚えるまで繰り返す。
    • ただ単語を覚えるだけでなく、例文の中でどのように使われているかを確認する。

③ 古典常識:背景知識をインプットする

昔の文化や風習を知ることで、古文の物語や文章の背景が理解できるようになります。

  • 学習法:
    • 学校の授業や参考書で、貴族の身分制度や和歌のルールなど、基本的な知識を学ぶ。

漢文:「返り点」と「句形」をマスターせよ

漢文も古文と同様に、限られたルールをマスターすれば得点源になります。

① 句形(くけい):漢文の文法

返り点や送り仮名を正しく読むためのルールを覚えます。これが漢文の「文法」です。

  • 学習法:
    • 参考書で、**「〜せざるべからず(〜してはいけない)」**などの基本的な句形を覚える。
    • 問題集を解き、句形が完璧に使いこなせるか確認する。

② 語彙:重要語を覚える

漢文独特の語彙や、現代語と意味が違う語句を覚えます。

  • 学習法:
    • 「故人(こじん)=旧友」「大丈夫(だいじょうふ)=立派な男」など、特に重要なものを中心に覚える。

③ 書き下し文の練習

句形や語彙を覚えたら、書き下し文の練習を繰り返します。

  • 学習法:
    • 問題集を使って、簡単な文章から書き下し文を作る練習を重ねる。

まとめ:基礎は「反復」あるのみ

古文も漢文も、応用問題に手を出すのは基礎を完璧に固めてからです。

まずは助動詞・助詞・多義語、そして句形を、**「見てすぐに答えられる」**レベルまで反復練習しましょう。これらの基礎さえ固まれば、模試や共通テストでの得点力は劇的に向上します。

寺小屋義塾では、生徒一人ひとりのレベルに合わせて、古文・漢文の基礎から応用まで徹底的に指導しています。

「今からでも間に合う」と信じて、一緒に頑張りましょう。

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